最近、Can’t Buy Me Love というTVドラマをタガログ語の字幕付きで見てるのですが、その中で出てくる
状況解説([~]という風にカッコで音楽や人の動作などについての補足説明みたいなやつ)でよく見る単語。何度かよくみるものについてメモしておきます。
以下にまとめてない単語もろもろ ドラマの状況解説で見る単語(下書き)
状況解説 (全般)
umiingit ang upuan イスがきしんでいる
- umingit(-um-)[AF] きしむ、うなる < ingit (頻度1)
イスを引くときにギギーとなる音の描写で出てきました。また、人が倒れる前にウググみたいにうなってるシーンでも umingit si Gilbert ギルバートがうめいた という表現で使われてました。
発音は2音節でイギット (×インギット)
Wikitonary – ingit によると、摩擦のきしむ音の他に、第一義がすすり泣く、という意味らしいです。
似たつづりの単語: inggit (嫉妬する)
kumakalansing ang bubog ガラスの破片が鳴る
- bubog [名] ガラス(の破片) (頻度2) Wikitonary – bubog
- kumakalansing (-um-)[AF] カチャカチャ鳴る
- < kalansing 金属やコインなどの音
kalansingは ガチャーン(ガラスの割れる音)、カチャカチャ(小銭の音) といった音で使われる語根のようです。
ビンゴの父親が酔っぱらって、ビールのビンを投げて、壁に当たって割れるシーンで2回出てきました。
また、ビンゴがコインを数えるシーンで
- pakalansing ng mga barya コインが鳴る音
- kumkalansing ang mga barya コインがカチャカチャ鳴る
という表現も出てきました。
他の例
- kalansing ng baso at kubyertos グラスと食器類の(置く時の)カチャカチャという音(e37)
似たつづりの単語 bugbog (殴る)、lasing (酔う)
lagitik ng keyboard キーボードのカチャカチャ音
- lagitik モノが折れたり壊れたりする音(頻度1)
パソコンのキーボードの”カチャカチャ”というタイプ音はlagitikと描写されていました。携帯電話のボタンを押すときもこれが使われてました。
- lagtik ng mga pindutan ng cellphone携帯電話のボタンを押すカチカチ音
- pindutanは辞書にないですが押すもの?ボタン?
- lagitk ng pinto ドアのきしむ音(e36)
- ドアを開ける時のガチャ?あるいはギギーという音。どっちやろ?
車関連
harurot ng sasakyan 車のエンジン音 (★頻出)
- harurot [名]シュー、何かが早く動くときの音 (頻度1)
- humaruot (-um-)[AF] (頻度2)
車がブーンと音を出して走り出すときの描写で何度か出てきました。
- humaharuot ang makina エンジンがうなる(加速してブーンと音を出してるときの描写)
似たつづりの単語: harot (イチャつき?)
umuungong na sasakyan うなる乗り物 < ugong
車のブーンというエンジン音はugongでもたびたび描写されていました。
電話の音参照 → ugong ng cell phone 携帯電話の振動音
garalgal ng makina エンジンのガラガラ音
ブーン、プスプス・・・とバイクでエンジンがかからないときの音の描写で使われていました。(エピソード39他)
電話の音
kuliling ng telepono 電話の鳴る音
- kuliling [名]チャイム、電話やベルの音
- ≒tunog
この表現も何度も見ました。
クリリン、ドラゴンボールにそんな人いましたね。
ugong ng cell phone 携帯電話の振動音
- ugong [名]うなり、共鳴 (頻度2)
着信音はクリリンですが、マナーモードでの”ブーン“という振動音はugongです。
- ugong ng linyang busy 電話がビジーののピーピーという音
- 相手に電話をかけているときの着信中の音は kuliling sa kabilang linya、その後出なくてビジーの時の音がugongと状況描写されてました。
- umuungong na sasakyan うなる乗り物
- 車のブーンと言う音の描写。harurot以外にungongでも描写されていました。
himig ng cellphone 携帯電話のメロディ(e36)
- himig [名] メロディー、曲
メール受信のときの”ピロピロ“という短い音はhimigと描写されていました。
人の動作 – 息
bumuntong-hininga ため息をつく (★頻出)
- hininga [名] 息 < hinga hinga 息 higa 横になる
- bumutong (-um-) [AF] 束になる?(辞書にない) < butong 束 (頻度1)
- butoは骨、種ですが、たぶん別物?
“はぁ“という深くため息をつくシーンで何度か出てきました。buntongは束?堆積?
息が束になる→ため息が出る?みたいな感じでしょうか。
napabuntong-hininga というのも出てきました。mapa-動詞、ついてしまったため息?みたいな意味でしょうか
suminghap 息をのむ < singhap
“ハッ“っと一瞬息をのむ動作
suminghot 匂いを嗅ぐ < singhot
“クンクン“匂いをかぐ、または”ズズッ“と鼻をすする動作
息に関する動作ではないですが、singhapと一文字違いで似てるのでここに書いておきます。頻度2でこっちの方が一般的には頻出動詞のもよう。
humingal 息を切らす < hingal
あえぐ、息を切らす。走った後などで、息切れする動作
プレゼントをもらって、ワオと息を止めたシーンでも使われてました。(On The Wings Of Love)
hinga (息)の後ろに l 一文字がついた単語
- hinga 息
- hingal 息を切らす
OFだとhingalin > hinihingal (継続相)
humahangos 息を切らす < hangos
hangosも息を切らす
hingal と同じ意味?違いがあるか不明。
人の動作 – 笑い
人が”笑う”系の状況描写
umaglahi 嘲笑した < aglahi
“フフン“という感じの、あざける笑い。
結婚披露パーティーで、嫁じゃないわよ愛人よ、というシーン
子供時代エピソードで、アイリーンがカロラインのipodを取り上げるシーン
などで出てきました。エピソード2以降もたびたび登場
marahang tumatawa 穏やかに笑っている < marahan
- marahan [形副] ゆっくりと、やわらかい(頻度2) < dahan (d→r の音変化)。
擬音で言うと”ニヤっ“あるいは”ウフフ“みたいな感じのゆっくりとした?ソフトな笑い。
邪悪な場面(アイリーンの笑い)でも使われてたので、特に善悪はないようです。
- marahang tumawa si Irene アイリーンの(いじわるな)ニヤっとした笑い
- marahang tumatawa (si Mang Balong) バロンおじさんのウフフ笑い
音楽の描写でも使われてました
- marahang musika 穏やかな音楽
naiilang na tawa ぎこちない笑い < ilang
- mailang (ma-)[AF] 気まずく感じる (頻度2) < ilang ぎこちない、奇妙 2. 砂漠
- 継続相でnaiilang
- ilan (gなし)はhow many、いくつ
ハハッ…. (点々が大事)という、本気でない表面的な笑い。
ベティーナとシンディが写真をとってるところにアイリーンが合流。表面上の笑いで写真を撮るシーンで出てきました。
後の方のエピソードでは、ビンゴがチャールストンを探すためにわざわざ遠出したのに、リンが電話一本で見つかったから大丈夫よ!みたいなシーンで、あはは、徒労だったわ、というシーンの笑いのシーンなど。
humahagikgik クスクス忍び笑いしている < hagikgik
- hagikgik クスクス笑う、忍び笑い (頻度1)
“クスクス“という忍び笑い。(ハッハッハッと大声で笑うのでなく)
- humahagikgik ang mga tao 人々がクスクス笑っている(e39)
音楽
背景音楽の描写 ~ musuka
不安系 kaba(緊張) bahala(責任→心配?) babala(警告) bagabag(問題)
不安を引き起こす音楽。どれも似た意味で綴りも似てて混乱します。
- nakakakabang musika
- nakakabahalang musika
- nakakabagabag na musika
- nagbababalang musika
- nakakakaba 不安を引き起こす、緊張させる (頻度2)
- < kaba 緊張
- nakakabahala / nakababahala 不安を引き起こす (頻度2)
- < mabahala [形]心配させる < bahala 責任、まかせる
- nakakabagabag / nakababagabag 不安を引き起こす(頻度1) (e30)
- < bagabag 問題、不安(頻度1) (なじみのない語根)
- nagbababala 警告する(mag動詞継続相) (e32)
- < magbabala (頻度2) < babala 警告
最後の警告だけややニュアンスが違ってnakaka-でもないですが、綴りも似てるし一応入れときます。
表、不安を引き起こす音楽 - ChatGPT4o先生に聞いてみた訳、解説、例(真偽不明)
~な音楽 / 訳 | 語根 | 解説 | 例 |
nakakakabang musika 緊張させる音楽 | kaba 緊張、ドキドキ | ホラー映画のクライマックスシーンで流れる音楽 | この音楽は緊張感を高め、観客を不安にさせます。 |
nakababahalang musika 心配させる音楽 | mabahala [形]心配させる < bahala 責任、まかせる | ニュース番組で重大な事件を報じる際のバックグラウンドミュージック | この音楽は聞く人を心配させ、その出来事に対する懸念を抱かせます。 |
nakakabagabag na musika 不安にさせる音楽 | bagabag 問題、不安 | 戦争ドキュメンタリーで使われる深刻で重々しい音楽 | この音楽は聞く人を深く不安にさせ、その出来事の深刻さを強調します。 |
nagbababalang musika 警告する音楽 | babala 警告 | 災害警報放送の前に流れる警告音楽 | この音楽は何か危険や問題が迫っていることを警告し、注意を促します。 |
(メモ:EXCELの表をワードプレスに張り付ける方法 – クラシックブロックにして張り付ける)
暗い系 lamlam 暗い lumbay 悲しい dimdim ?
どれも暗い、悲しい系の音楽のようです。dimdimは辞書に載ってなくてどうもはっきりしない
- malamlam 暗い、悲しい (頻度1)
- < lamlam 光の弱さ
- malumbay 憂鬱な(頻度1)
- lumbay 悲しみ ≒ lungkot ?
- madimdiman (ma-an?) 暗い? (辞書にない)
- < dimdim ≒ damdam 感情?
- 暗い、より緊迫感のある場面で使われてる?
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