biyenan 義理の親 という単語を見て、ふと調べてみました。
Nakikitira lang din ako dito sa biyenan ko. ここ義理の親のとこに住まわしてもらってるんだ (The Hows of US)
家族の人の呼び名
家族の一員の呼び名一覧表
タガログ語版Wikipediaに家族メンバーの名称一覧があります。
- tl.Wikipedia – Pamilya ←ここを見ればだいたい載ってます
単語数が多い
家族や人間関係を大事にする文化なためか、家族関係は単語の数が多いです。日本語(英語)だと、義理の~(step in)、祖~(grand)という風に言うものを、一つ一つ単語が割り当てられています。米食文化で米に関する単語が稲や精米前後で違うとかいうのは納得できる単語数の多さなのですが、家族メンバーに一つ一つ単語を割り振らなくてもねーとも思います。
私はよく使うもの以外は覚えないようにします。昔、義理のなんとかシリーズ(bayaw 義理の兄弟、hipag 義理の姉妹…)を憶えようとして挫折しました。
このタガログ語は何でしょう?クイズになるぐらいのもので、普通のフィリピン人も思い出せない人も多いんじゃないでしょうか。
でも、今回出てきたbiyenan(義理の親)ぐらいは覚えておこうか・・・
biyenan 義理の親(parent-in-law)
性別(父、母)の違いなし。明確にしたいときは lalaking biyenan、babaeng biyenan。
反意語は balae 義理の子供(child-in-law)。
うーん、覚えられる気がしません。
謎覚え方: 義理の親に虐められてビエーンと鳴く
綴りが微妙に似た単語
- balyena クジラ
接辞
家族関連の単語の数は多いのですが、mag-(相互関係、の2人)、ka-(メンバーの一人を表す)などの接辞を知っておくと、少しは覚えるのが楽、頭に入りやすいかもしれません。
- mag-asawa 夫婦
- mag-ama 父と子
- mag-ina 母と子
次男、三男(女)の呼び方が、日本語に空似?
ふと表を見てて思ったのですが、
bunso(末っ子)、panganay(長子)以外の2番目、3番目の兄弟をあらわす言葉が日本語数字を彷彿とさせます。にー、さん、しー、と音が似てる。
男 | 女 | |
2番目 | diko | ditse |
3番目 | sangko | sanse |
4番目 | siko | sitse |
これらの由来は福建語のようで、福建語は1~10の数字の数え方は日本語と似てるらしい。”日本人の口から初めて日本語を聞いた時、福建語に良く似ていると感じた…1から10までの数え方もほぼ同じ”(日本語と福建語の発音はなぜ似ているのか?)
Wikitonary – sangko – “Borrowed from Hokkien, most likely 三哥”
スラング
他にスラングもいろいろあるようです。
- erpat 父 (fatherの逆さ読み)
- ermat 母 (motherの逆さ読み)
- …
参考
- (タガログスラングをかなり詳しくまとめてるサイトをどこかで見た気がするのですが、見失ってしまった…)
- tl.Wikipedia – balbal
例
- Bigay nalang naten kay Erpat. (The Hows of US)
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