語根 limotについて
ポイント
- 忘れるのはわざとではない非意図的な行為なので、状況モードの動詞がメイン
- 目的フォーカスの makalimutan はmaka-ではじまってますが、行為者フォーカスではないので注意です。
基本単語
limot [語根]忘れる [形]忘れた
忘れる、というのは意図せずに行う行為なので、非意図的な状況モードの動詞が頻出動詞です。ただしうっかりでない、意図的に忘れる場合は中立モードの動詞を使います。
フォーカス/モード | 状況モード | 中立モード |
忘れる [AF] | makalimot(maka-) | lumuot(-um-) 頻度小 |
~を忘れる [OF] | makalimutan(ma-an) | kalimutan(ka-an) |
基本動詞:意図せずに忘れる
- makalimot(maka-)[AF状況] 忘れる
- makalimutan(ma-an)[DF状況] ~を忘れる。makaではじまっていますがmaka動詞ではない ので注意。
- =malimutan(ma-an) ポエム的?makalimutanの方が日常表現
頻出動詞は、上記2つで、非意図的な状況モード動詞です。OFの方はkalimotとka付きが元となっていてちょっと変な感じです。
“私を忘れないでね”は以下のように言えます。
- huwag kang makalimot sa akin.
- huwag mo akong makalimutan.
中立モード動詞:意図して忘れる
- lumuot(-um-)[AF] (頻度1) 忘れる
- kalimutan(ka-an)[OF/DF?] (頻度5) ~を忘れる
- 感じる、経験することの方向フォーカス動詞接辞パターンらしいです(Learning Tagalog – ka-an動詞)。kainisan、katuwaanなどと同じ
- limutin(-in)[OF] (頻度3) ~を忘れる
中立モードの忘れるは、意図して忘れるという意味です。悪い思い出を記憶から消すといった場合に使うようです。kalumutanは頻出。kalimutanとlimutinが同じに見えますが違いはよくわからないです。
その他、例
- Nakalimutan mo na, o kinalimutan mo talaga? うっかり忘れたの?本当に忘れたの?
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