超基本語根 sakitについて。malasakitという単語が出てきたついでにまとめてみました。
sakitは痛いという意味の語根です。精神的、物理的両方の痛みに使われます。また病気という意味でも使います。
sakit 痛い
基本
超頻出の単語は以下の3つです。
- sakit [語][名] 痛み、病気
- masakit [形] 痛い
- masaktan(ma-an)[AF] 傷つく [OF]~を傷つける
- saktan (-an)[OF]~を傷つける
- ma-an動詞
- c.f. masugatan (ma-an) 物理的に傷を負う
例
- may sakit ako. 私は病気です。
- masakit ang tiyan ko. お腹が痛い
- nasaktan ako. 私は傷づいたわ / nasaktan mo ako. あなたは私を傷つけた
masaktanは(たぶん)精神的に傷ついたという場面で使うことが多いです。物理的に傷を負う場合はmasugatanを使います。
その他の単語
以下のような単語もあります。
- sumakit(-um-)[AF] 痛む
- manakit (mang-)[AF] 傷つける
- c.f. manakot 怖がらせる
- magkasakit (magka-) [AF] 病気になる
- malasakit [名]気遣い
- magmalasakit (mag-) [AF] 気遣いを示す
malasakit
malasakitは気遣いという意味です。英語で訳すとconcernという場合が多いようです。同胞を思いやるフィリピン文化を代表する言葉というふうに、解説してる記事もありました。
mala-名詞接辞は、”語根の示す意味に類似した、~に準じた”という意味の接辞らしいです(例 balabobo アホみたいな)。malasakitは”痛みのようなもの”→気遣い、という意味になるのかな?
例
- maipakita ko po sa kaniya na nagmalasakit ako. 彼女に私が気遣っていることを示したいです。(cant buy me love -e67- -14:30)
参考
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