タガログ語作文
タガログ語作文の練習。今回は日本のことわざ”弱い犬ほどよく吠える”をタガログ語にしてみました。
Aso namang mahina ang tumatahol-tahol. よく吠えるのは一方弱い犬だ
うまくニュアンスを出すためにいろいろと知ってる文法知識を入れてみましたが、どうだろう(汗、未ネイティブチェック)。普通に訳すと”mas madalas(malakas) na tumatahol ang mahinang aso. 弱い犬はもっとよく吠える”とかになりそうですがnamanを使ってお試しで。
tumatahol-tahol
動詞の語根繰り返しで強調になります。”よく吠える”をこれで表してみました。
緩和表現という説もあり、まだ強調度合いのニュアンスがつかめていませんが。吠えまくるのニュアンスなら tumatahol nang tumatahol だと確実に強調です。
あと、”よく吠えるものだ” という一般的事実を述べるのに、継続相を使っています。
繰り返し → 動詞 – 語根繰り返し
naman
~ほど、のニュアンスにここではnamanを使いました。namanは対比のニュアンスの小辞で、”一方弱い犬は”という、一方という感じを表現しているつもりです。
前接辞
namanが文の2番目に来ています。小辞は前接後なのでここに入るのが自然だと思います。
また、manangとリンカーがついてますが、もともと asong mahina (弱い犬)についていた、リンカーがnamanが入ることで、asoからnamanに移動しています。
(namanがここに入るならこれで合ってますよね? asong namang mahina とかにはならない気がする)
主語と述語の順序
Tumatahol-tahol naman ang asong mahina. という語順だと、弱い犬がよく吠えてるなーみたいに聞こえる(?)ので、主語述語の順番を入れ替えて、
よく吠えるのは弱い犬だ、という文にしてみました。
kahol = tahol
犬が吠えるのは私はkaholと覚えてたのですが(動物の鳴き声)、taholが正式(辞書の見出しに載ってるのはtahol)だったようです。Wikitonary – tahol によると、もともとは知らない人に吠えるのがtahol、飼い主が帰ってきて出迎えるのがkaholだったらしいけど、今は意味の違いもなくなって同じ意味で使われているとか。
その他
- 英語の the more~、the more~ 構文的なものはタガログ語にもあるのだろうか?あるんだったら、それを使うのが一番しっくりくるかも
- Parang mas madaldal ang mahinang mantis. 弱いカマキリほどよくしゃべるようだな
- フィリピンにもカマキリはいてmandadankal / mandadangkalと呼ぶようですが、とりあえず英語のmantisにしておきました。 Wikipedia – Mandadangkal
- 上半身分離可能なコウモリの羽をもったフィリピン吸血鬼が似た単語 → Manananggal マンナナガル Wikipedia – Manananggal (tanggal 切り離すの派生語っぽい)
- フィリピンにもカマキリはいてmandadankal / mandadangkalと呼ぶようですが、とりあえず英語のmantisにしておきました。 Wikipedia – Mandadangkal
- Ang sabi nila, “mas madalas tumatahol ay mahinang aso”, pero hindi naman ibig sabihin na malakas ang aso dahil hindi ito tumatahol. 弱い犬ほどよく吠える、と言うけれど、吠えないからと言ってその犬が強いわけではない
- sabi nila 彼らが言った (Kita Kita) : 不特定多数の誰かが言った→~という人がいた、~ということわざがある、みたいな意味で使える(はず?)
- hindi naman ~というわけではない
- naman は前節後だけど、peroは接続詞で別物と考えてhindiの後が文の2番目かな?でここに入るのが普通かな?たぶん
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