-in、-an接辞の音声変化

sabiの-in動詞は、sabihinとhがつきますが、lutoの-in動詞はlutuinとhがつきません(hがつくつかないの他にoがuに変化もしてます)。

こういう音声変化のルールについて。

参考

発音変化ルール

母音で終わる単語はhがつく

  • sabi + -in → sabihin

ただし声門閉鎖音で終わってる場合は、hはつかない。

  • pili + -in → piliin (hは入らない)

声門閉鎖音は、文字上は見えませんが、伸ばさずにピタっと止める発音の仕方のことです。→母音の前のハイフン – 母音の前の声門閉鎖音

o→u、d→rに変わる

単語の最後のoはuに、dはrに変わります。

  • bago + -in → baguhin
  • tupad + -in → tuparin

なお、lutoについては、声門閉鎖音で終わっているのでhはつかず、またoで終わっているのでo→uに変化します。

  • luto + -in → lutuin

その他の音声変化

  • 最後の母音が消える場合がある
  • アクセントが一つ後ろにずれる場合がある
  • その他不規則変化もある

例やもっと詳しい解説は教科書(大学のフィリピン語、文法入門)に書いてます。

上記は -in動詞の例ですが、-an動詞についても同様です。

その他

talo + -in → tahuhin? talunin?

今回、この記事を書こうと思ったきっかけは taloの-in動詞ってどうなるんだっけ?と思ったことなんですが・・・( talon ジャンプ talong ナス )

talo +は音声閉鎖音で終わってはいないので-hinがついて、またoはuになって、haluhinになるのがパターンですが、教科書によると不規則変化でtaluninと書いてました。

tagalog.com辞書にはtaluhinとtalunin両方あります・・・うーん、保留。

bili + -in → bilhin …

biliの-in動詞は、母音のiが消失してbilhinです。

ちょっと混乱するのがbilihinという名詞もあります。商品という意味です。

o→u、d→r に変わる理由

この音声変化についてはd→rの音変化(母音の間のdはrになる)、uとoの音の交替(uとoの音は変わりやすい)が関連しているかも。

oがuになるのは、例えばlutoin(ルトイン)よりlutuin(ルトゥイン)の方がなんとなく言いやすい気がする?でも、日本語だと”あおい”→”あうい”に変化したりはしないし、”あおい”より”あうい”の方が言いやすいのか?よくわからないところです。

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