一部の目的フォーカスの動詞は主語(目的語)が次のような “B←A” (例: AをBにする、AをBと呼ぶ)という感じの文になります。
- 参考 世界の言語 P263 「AがBになるようにする」
gawin na B ang A
この形の文で、”AはB、ということを行う” = “AをBにする” という感じの意味になります。
ginawa ni Anna na manika ang kahoy. アナは木を人形にした(B:人形←A:木)
動詞 ng 行為者 + リンカー + 文(B ← A)
ややこしいのが、人称代名詞が加わると語順が移動して、以下のような言い方にもなります。
ginawa niya akong manika. 彼女は私を人形にした。(B:人形←A:私)
このパターンの動詞
gawin、tawagin、piliin、ituring、pangalanan、panatilihinなどの”B←A”という感じの目的語(主語)をとる動詞でこのパターンの構文が可能です。
tawaginの場合の例
tinawag ni Anna na pogi ang lalaki. アナはその男性をイケメンと呼んだ
tinawag niya akong pogi. 彼女は僕をイケメンと呼んだ
命令文の場合は次のような形が可能です
gawin mo akong tao. 僕を人間にしてくれ(ピノキオ、妖怪人間ベム的なシチュエーション)
tawagin mo akong Tom. 僕のことをトムと呼んでくれ
例
- baka mapagkamalan mo akong magnanakaw. たぶん、君は僕を泥棒と誤解してしまう
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