タガログ語のアスペクト(aspect、相)が英語の時制(tense)みたいなもんでしょー、と適当理解だったので、少し整理してみました。
アスペクトの種類
- 不定相 動詞の基本の形(~する)。命令にも(~しろ、~しよう)
- 完了相 動作が完了した形(~した)
- 未完了相 動作が継続中(~している、~していた)
- 未然相 動作がこれから起こる(~る、~だろう)
時制との違い
時制とアスペクトは似ているようで少し違う感じです。
- 時制:今現在を基準に動詞の時制が決まる。昨日→過去形、明日→未来形
- アスペクト:動作の状態でアスペクトが決まる。
昨日の話でも、未完了相だったり、未然相だったりします。
- kahapon, noong tumatawag ka, 昨日君が電話をくれた時、
- naliligo ako 僕は風呂に入っていた (未完了相、風呂中に電話が来た)
- maliligo ako 僕は風呂に入ろうとしていた (未然相、これから入るとこ。電話の後に風呂に入ったのかもしれないし、もしかしたら電話で呼び出されて風呂に入れなかったのかもしれない)
- naligo ako 僕は風呂に入った (完了相。電話しながら風呂を完了した?風呂から出たとこそれだとkakataposとかになるか)
(naが入ってないと不自然だったりする?)
参考
- タガログ語の小辞書 – 参考資料 – タガログ語の文法には、特に時制を示す形は無く、その代わりに相(アスペクト)という形があります。
- 文法入門 P96
時をあらわす接続詞
noongは過去相、nang節は不定相など、時をあらわす接続詞の中でのアスペクトの使われ方がまだちょっとまだ混乱中ですが、おいおい整理しておきたいと思います。
コメント