ネットで、日本語由来のタガログ語の表を見つけました。
ジャンケンポンとかカトルとかはそれっぽいですね。他はどうなんだろ・・・
それっぽいのと、ややこじつけのが混じってる気も。
日本語由来と思われるもの
Jak En Poy ジャンケンポイ
ジャンケンポンは日本由来説が有力。なお、フィリピンだと”Bato, Bato, Pick”という方がメジャー。
マニラ新聞の記事
子どもの頃によく遊んだ、手を石、紙、はさみの形にして争う「ジャク・エン・ポイ」もまた日本の子どもの遊び「じゃんけんぽん」に由来する。
1567年に日本船がセブの港へ交易に来ていたという記録を、スペイン統治下の初代フィリピン総督ミゲル・ロペス・デ・レガスピが残している。
歴史、文化を見直す好機 比日両国関係 (2016)
日本のジャンケンポンも元々仏教用語か何かでインドや中国から入ってきた言葉ぽいので、日本→フィリピンというよりも、大陸→日本やフィリピン、のルートかもしれない説。
According to legend, “Jack n’ Poy” originated in China during the first century. Then, it was brought to Japan…
… Today, “Jack n’ Poy” is recognized as “Bato, Bato, Pick” (Rock, Rock, Pick),
Sino si Jack at si Poy?
Wikipeida – Rock paper scissors
katol 蚊取り線香
19世紀はじめに日本の蚊取り線香から
Katól is the generic term that Filipinos use to refer to a coil that is burned to kill or repel mosquitoes. It is actually a brand name of a product of Azumi & Co., Ltd. of Osaka, Japan. The company used to export insecticides as far away as Spain in the early 1900s.
Tagalog Lang – Tatol
次のtansanも同様に19世紀はじめに入ってきた日系製品由来ですね。
tansan 炭酸
タガログ語で”ボトルキャップ”を意味にするらしいtansan。由来は19世紀にヒットした”tansan”という商品名の炭酸飲料から。
日本の神戸では、英国人ジョン・クリフォード・ウィルキンソンが、宝塚の鉱泉を利用して炭酸水を製造するクリフォード・ウィルキンソン炭酸ミネラルウォーター株式会社を設立した。 1889年、兵庫県の山の近くで狩猟をしていたウィルキンソンは、偶然、タンサン・スプリングスを発見した。1896年にワシントンで商標登録された “Tansan “は、1902年、植民地化されたばかりのフィリピン諸島に到着する。
Tansan – Cap’s Amazing Story! / Deepl翻訳
不明
tamang tama たまたま?
tamang tama は100%正しい、という意味で、たまたま(偶然)って意味ではないような?
奇跡的に会いましたね!みたいな文脈で、同じ意味で使える場面があるのでしょうか。
taka ていうか?
tekaが、日本語の”ていうか”というのと同じ文脈で使える場面はありますが・・・
teka は “hintai ka” の略で、待って!の意味。
日本語の “ていうか” は、”と言うよりは、むしろ”で、”待って”ではないと思います。
その他 もしかして日本語由来?と言われることがある言葉
dahan-dahan だんだん?
タガログ語だと”ゆっくり”の意味。
日本語の”だんだん”は”少しずつ”という意味で、同じ意味になる場面はありますが、多分別物でしょう。
参考
エントリーの最初の表以外の参考サイト
- 遊郭のくるわことばとフィリピンのタガログ語の…
- フィリピンのタガログ語のDahan-dahanですが…
- How similar are Tagalog and Japanese?
- 11 Filipino words that came from Japanese terms Read more
フィリピンパブ系スラング
以下、下ネタ系です。
paruparo (paroparo) パロパロ=蝶々→浮気者
paruparoはタガログ語で蝶々です。paroparoとも綴ります(aとuの音はよく入れ替わる)
フィリピンパブ系スラングだと思いますが、蝶々は花から花へ跳ぶ→浮気者 という意味で使われています。(一般フィリピン人に通用するスラングか不明)
タガログ語のパロパロ(パルパロ)の本当の意味は?フィリピンでは通じませんよ
suksok (soksok) ソクソク=刺す→アレ
suksokは、タガログ語で刺しこむという意味の言葉です。 “isuksok mo ang plug” プラグを差し込んで(コンセントなど)という感じで使われます。
これもパロパロ同様にフィリピンパブ系スラングで、セックスの意味で使われます。
差し込む→アレをアソコに差し込むこと→セックス
という感じの隠語だと思われます。soksok tayo! はセックスしましょう、という意味になります。なお、水商売系の人や日本に詳しい人以外の一般フィリピン人には通じません。普通の人とセックスについて話すときは、kantot、talik、seks(タグリッシュ?)など普通のタガログ語、または婉曲表現でano(アレ)などを使うことになると思います。
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