セリフ
Kita Kita 33:00 あたり。はじめてのお出かけ。小樽でボートに乗りながらの会話。
トニォ: Mabuti pa, isuot mo na ‘tong salbabida ni Dagul. もっといいのは、このダグルのライフセイバーを着てみてよ
- salbabida [名]ライフセイバー、ライフジャケット (頻度1)。この映画では浮き輪みたいなものを指してます
- Dagul ダグル。人名。おそらくフィリピンの有名な俳優をさしてます。小児病の小さい人で、小さい彼用の浮き輪、みたいな冗談を言ってる箇所です。
napag-isip-isip ko
トニォ: Alam mo, napag-isip-isip ko lang ah, 知ってるかな、僕はたまに考えるんだ
kung malinis lang yung Pasig River nating sa ‘Pinas, もしフィリピンの僕らのパッシグ川がキレイだったら
malamang napakasarap mamangka dun. おそらく、あそこでボートに乗るのはとても気持ちいいだろう
‘No? でしょ?
- mapag-isip-isip ちょくちょく考える?
- mapag-isipan(ma-an) ~を考える、の強調(考え続ける)でなく緩和系で、ちょくちょく考えるという意味と思います。pag-isipという動詞は辞書にないですが、たぶんanが省略された形?
- 他でもこの表現を見ました napag-isip-isip ko
- mamangka (mang-)[AF] ボートで行く < bangka
一般論のka
レア: Nakaka-miss kaya yung ‘Pinas. フィリピンが恋しいのかしら
Nakaka-miss yung first-class citizen ka, (あなたが?)一級市民だったのが恋しいのね
tapos nakaka-miss din mag-Tagalog. それから、タガログ語を話すことも恋しい
フィリピンだと普通か上流の人だったのが、日本では(格下扱いされて?)差別される、ということを言ってるのでしょうか。
なお first class citizen kaと、kaがついてますが、あなた(トニォ)のことを言ってるとも解釈可能ですが、自分を含む一般論でkaと言ってると思います。
参考→ kayo 一般論、総称人称?
malalayo
トニォ: Sandali nga, ちょっと待って
may mga kamag-anak ka pa ba sa ‘Pinas? フィリピンに親戚はいるの?
レア: Meroon, pero malalayo na sila. いるわ、でも彼らは遠くにいる
Yung nanay at tatay namin, patay na. 父と母はもう死んでる
Pero yung mga malalayong kamag-anaka namin, taga-Iloilo. でも、遠い親戚たちは、イロイロ出身よ
malalayo でシラブル繰り返しなのは複数の人だからと思います。
トニォ: Hambog ka man sa imo, (イロンゴ)あなたは自慢しているね
hibaw ka mag-Ilonggo, inday? (イロンゴ)お嬢さん、イロンゴ話せるのかな?
レア: Ano? 何?
“Ambot sa imo”, hindi “hambog”. ”ambot sa imo”(あなたのことは知らない)よ、”hambog”(自慢)じゃなくて
hambog [形]自慢している、傲慢な(頻度4)≒mayabang?
訳は怪しいですが、レアの親戚がイロイロ出身と聞き、トニォがうろ覚えのイロンゴを言って、それちゃうで~とつっこまれてるところです。
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