GCash RemitとSBIレミットで自分に送金してみた

国際送金
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GCash REMITとSBIレミットという送金サービスで自分で自分宛に送金し、アンヘレスで受け取ってみた。

  • たまにフィリピン嬢へ日本からお金を送金しているが、受け取るときはどこでどんな風にするのか体験したい
  • 日本円をペソに変える手段の一つとして利用できないか調べたい

といった動機で。それぞれ同じ日に1万円ずつ送金し、受け取ってみた。また、比較対象としてついでに、両替所で換金、ATMでデビッドカードで出金し、受け取り額を比較してみた。

結論

結論から言うと、自分宛の送金は、比較的簡単に受け取ることができた(ただ、書類を書いたりパスポートを提示したりしないといけないので、現金両替やATMを使うよりは手間)。

ただし手数料がかかり、レートも現金の両替所よりよいというわけでもないので、手元に日本円がある場合、(特に1万円、2万円といった少額の場合)普通に両替所で両替した方がお得である。

送金サービスで自分に送金

GCash REMIT

送金

GCash REMITのWebサイトで送金を行った。日本での送金額は1万円、手数料は440円、フィリピンでの受け取り金額は4701PHPだった。

GCASH REMITのWebサイトで送金を完了したところ

受け取り

受け取りはGCASH REMIT outletで受け取ることができる。例えば以下のお店だ(受け取る相手に送る用のメッセージより引用)。

GCASH REMIT outlet tulad ng Villarica Pawnshop, Tambunting Pawnshop, Globe Business Center, at iba pa.

(訳:GCASH REMIT outlet、例えば Villarica Pawnshop、Tambunting Pawnshop、Globe Business Center、その他)

今回は、ウォーキングストリート東のマクドナルド近くの、Villarica Pawnshopで受け取った。

手続きにかかった時間は5分ほど。簡単な書類を書いてIDのパスポートと一緒に提出。Reference Numberと名前の他に、住所と電話番号(GCASH Register Number)を書く場所があった。送るときに入力した相手(今回は自分だが)の住所と電話番号と同じものを入力した。パスポートに住所の項目などはないので、住所が正しいかどうかのチェックなどは行われていないと思う。

Villarica Pawnshop。マーキーモールに行くトライクターミナルのすぐ近く

このGCashのマークがある店舗で受け取れる。このお店はWestern Unionの受け取りも可能(セブン銀行から送ったときなど)。

この”GCash”の表示があるお店で受け取れる。

GCash Remitの現金受け取り拠点をウェブ上で検索するページは見つけられなかった(以前はあったっぽい)。

SBI レミット

送金

SBIレミットも同様。SBIレミットのWebサイトで送金を行った。日本での送金額は1万円、手数料は480円。フィリピン側で受取額は4715PHPだった。

SBIレミットのWebサイトで送金を完了したところ。金額が出てない意味のないスクリーンショット

受け取り

SBIレミットの受け取りは、MoneyGram取り扱い店で受け取れる。以下公式ウェブサイトより引用。

引用

MoneyGram Locator で場所をお店を探すこともできる。MoneyGram取り扱い店はそこら中にあるが、今回はNataliaホテルの横のCebuana Lhuillierで受け取りを行った。

Cebuana Lhuillier での受け取りは若干面倒だった。書いた書類は3枚、時間も15分ぐらいはかかった。個別のお店の問題なのか、送金サービス会社の違いの問題なのかよくわからないが、3倍面倒だった(後日もう一度使った時は書類は2枚だった。にしても面倒すぎな気がするので、他の受け取り拠点も今度試してみたい)。

CEBUANA LHUILLIER。店内は窓口が複数、待合席もたくさんあり銀行みたいな雰囲気だった。

MoneyGramの看板。このサインのあるお店で受け取れる。

その他の方法で出金

現金両替

同じ日(3月28日)に現金1万円をペソに両替。NORMAの両替所で4725ペソだった。

NORMA’S FOREIGN EXCHANGE

なお、アンヘレス市内の両替所はどこも比較的レートはよく、横並び(せいぜい5~10ペソとかの差)だが、クラーク空港のBDOはそこから20~30ペソほどレートがよいらしい 参考

海外デビッドカード

自分が使ってるジャパンネットのVISAデビッドカードを使って、ATMから出金も試してみた。日本円で1万円出金というのはできないので、5000ペソ分出金した。現地ATMの手数料が250ペソ。なお、多くのATMでは一回の引き出し上限が10000ペソというところが多い。

デビッドカードでATMで出金

後で受信したメールによると、5000ペソ引き出しで、口座から引かれた金額は11341円だった。

お引落日時:2019/03/28 14:07:42
お引落金額:11,341円
加盟店名:ANGELES FIELDS AVENUE
取引明細番号:1A087001
JNBスター獲得数(予定):22スター

ジャパンネットのVISAデビッドは、基準レートの3.02%の手数料がかかる( 参考1 参考2 参考3 )。VISAの基準レートのJPYPHPが0.4749ぐらい。検算してみると、11,341円×(0.4749-3%) -250ペソ≒4995ペソ。ほぼ合ってるね。為替手数料3.02%+現地ATM手数料250ペソで間違いなさそう。

まとめ

以下の表は、今回同じ日に円→ペソに変えたレートを比較したものだ。

お得度(レートのよさ)を考えると

  1. 現金を両替するのが一番お得。特に少額の場合、現金両替以外の方法では手数料が痛い。補足:為替レートは随時変更があり、タイミングによって現金の両替所よりSBIレミットがレートがよい場合もあった(夕方見たらSBIレミットが0.4730だった)
  2. GCash REMITとSBIレミットを比べると、お得度は誤差程度 (本日の為替レートでは SBIレミット >  GCash REMIT、手数料 SBIレミット < GCash REMIT)。金額が大きくなるとSBIレミットが有利
  3. この中ではデビッドカードでATM出金が一番レートが悪い(他のカードは未調査だがとりあえず自分がよく使うジャパンネットのVISAデビッドの場合)。

その他

  • 受け取り拠点では、GCashよりMoneyGramの方が明らかに多いと思うので、現状SBIレミットの方がGCash Remitより利便性は高い。ただ、今回受け取りにかかった手間はSBIレミットの方が多かった。
  • 送金サービスは、多少手間と手数料はかかるが、現金が尽きたときに、クレカに代わる現金送金手段として、一応使えるといえば使えると思う。
  • 送金サービスは、トランスファーワイズというのが一番お得らしい(ただし受け取りは銀行口座が必要)ので、今度それも試してみよう。
  • ちなみに、夕方見たYahooファイナンスで見たJPYPHPは0.4789だった(1万円が4789ペソ)。

参考

SBIレミット 手数料 為替レート 送金額シミュレーション 受取場所

GCash REMIT 手数料 為替レート 送金額シミュレーション(ページ下の方)

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