フィリピンへ送金 手数料比較

国際送金

日本からフィリピンに送金するときに使う主な送金サービスの手数料(を含むコスト)を比較した。

2020年4月現在。

手数料の安い順に
Transferwise > WorldRemit >≒ Western Union > SBIレミット > セブン >> 一般の銀行
オススメの送金サービスは
・セブアナなど現地拠点宛では、SBIレミット(使いやすくてそこそこ安い)、Western Union(安い)、WorldRemit(安い、要英語)
・銀行やモバイルマネー宛送金なら、Transferwise(最安)

まとめ

今回比較したのはTranswerwise、WorldRemit、Western Union、SBIレミット、セブン銀行(Western Uniton)、セブン銀行(BDO)の6つの送金サービス。他にも送金サービスは多数あるが、フィリピーナに送金、旅行や留学中に自分に送金、といった少額送金用途で日本人が使うのは、この6社が多いと思う。

表. 主なフィリピン宛送金サービス(概要)

各サービスを使って、1万円、2万円、5万円、10万円を送金したとき、フィリピンでペソでいくら受け取れるか、比較したのが以下の表だ。2020年4月13日(月)の15時ごろの数値。

表. 主なフィリピン送金サービス コスト比較

例えばTransferwiseを使って、日本円で1万円を送金した場合、手数料174円が差し引かれて、フィリピンでは4612ペソを受け取れるということになる。

この表から、コストで比較すると、安い順に以下のようになる。

Transferwise > WorldRemit >≒ Western Union > SBIレミット > セブン >> 一般の銀行

各サービスの概要

各社の概要をそれぞれコメントする。また以下各社の画像は、1万円送金時(手数料込みで総額1万円)の各社のスクリーンショットだ。★は多いほどコスパがよい(手数料が安い)。

Transferwise トランスファーワイズ ★★

Webサイト 問い合わせ先 ロイター(JPY→PHP)

手数料が100円+送金額の0.75%程度で、フィリピン宛送金では現状最安。なお、トランスファーワイズの提示している為替レートは仲値で、為替レートにコストが上乗せされていない明朗会計となっている。

受取は銀行とモバイルマネー(PayMaya、GCash)宛のみで、受取宛拠点宛はないので、銀行口座を持っていない人(大多数のフィリピーナ譲や旅行者)への送金には使えない。なお、受取拠点とは、Cebuana Lhuillier などの送金を扱う小商店のことだ。

Transferwise 1万円(手数料174円)→4612ペソ

なお、嬢への送金はモバイルマネーを使うのも早くて簡単でよいと思う(事前にモバイルマネー口座の本人確認などの準備は必要)。

参考 モバイルマネー(Paymaya、GCash)でフィリピンへ送金

WorldRemit ワールドレミット ★★

Webサイト 問い合わせ先

Transferwiseの次に安い。最低手数料が150円~で、Transferwiseと共に少額送金では圧倒的に安い

振込時にデビッドカードが利用できるのもメリットの一つ。銀行振り込みの手間と時間が少なくなる。

マイナス点としては、日本語のサポートがなく、英語で全部やりとりする必要がある。また、6サービスの中では一番知名度が低い。

参考 WorldRemitとTransferWiseを使ってみた

WorldRemit 1万円(9850円+手数料150円)→4850ペソ

Western Union ウエスタンユニオン(オンライン) ★★

Webサイト シミュレータ フィリピンでの受け取り

老舗ウエスタンユニオンのオンライン専用送金サービス。現地ピックアップ拠点宛だと手数料390円均一で、為替レートもボッタくりがなく、コスパがよい。5万円以上の送金では、WorldRemitよりもお得。

一回の送金上限は、10万円までで、他社よりも少ない。

なお、この手数料390円均一は現地ピックアップ拠点宛のみ。銀行宛送金は490円~で手数料は若干高くなる。また、この安い手数料はオンライン専用Webサイトを使った場合のみで、セブン銀行などの提携サービスや、ウエスタンユニオンの実店舗からの送金は990円~でそれほど安くない。

Western Union 1万円(9610円+手数料390円)→4462ペソ

補足:私は最近はじめてWestern Unionを使ってみたのだが、ちょっと戸惑ったのが、銀行振り込み時にの支払参照に情報を書けという指示。ATMやネット振込の場合、支払参照という入力項目はないので、代わりに振込人欄にこの情報を記入する。振込人(自分の名前)の後に、EB番号、相手の名前、国の情報をつける。もし文字数が足りない場合は、自分の名前の後に最低EB番号まで記入していれば、処理可能なようだ(自分の名前を消すと、相手先銀行で受け取ってもらえないので、消してはいけない)。このあたりの説明書きがイマイチこなれてないというか、間違いやすい気がする。

Western Union 銀行振込の指示画面

SBIレミット ★

Webサイト シミュレータ 問い合わせ先

上記3社にはやや負けるが、SBIレミットも格安送金サービスとして定評がある。Money Gramと提携。

SBIレミットでは、自分の口座に日本円でお金をプールしておける。この口座から送金できるので、毎回フィリピンに少額送金する度に、イチイチ振込する必要がなく、手間がかからない。

SBIレミット 1万円(9520円+480円)→4402ペソ

なお、たまに名前を聞くenRemitという送金サービスは、SBIレミットとけっこう似てる。Money Gram提携で手数料もほとんど同じ。

セブン銀行 (BDO、Western Union)

Webサイト(BDO)

Webサイト(WU) シミュレーション(WU)

セブン銀行ではBDOとWestern Unionの2種類の国際送金サービスがある。BDOはスマフォ専用サービス(スマフォのアプリから送金指示等を行う)となっている。セブン以外のサービスに比べると、手数料ではやや負ける(それでも一般の銀行に比べると安い)。

SBIレミットと同じく、口座のお金から送金できるので、毎回振込する必要がないのはメリット。一方、受取人名を先に登録しないといけなかったり、手間がかかる部分もあった。

セブン銀行(BDO) 1万円(9050円+手数料950円)→4149ペソ。スマフォアプリ→シミュレーション

セブン銀行(Western Union) 1万円(9010円+手数料990円)→4594ペソ

なお、セブン(Western Union)手数料は、Western Unionの他の提携先、ファミマや大黒屋でも同じ手数料だ。

おわりに

以上、送金サービスを比較してみた。アイキャッチ画像は知らない人のブログから拝借した。

参考

サイト内関連記事

ツイッター

ファラン人気はTransferwiseらしい。XoomはPaypal系。Remitlyとかいうのもあるのか。いろいろあるんだな・・・

その他ブログなど

安い手数料に騙されるな!銀行と海外送金サービス全31種の手数料比較

「手数料が安い」で選ぶ?【私のフィリピン海外送金】と他社徹底比較!

トランスファーワイズが最安といううちの計算と結果が異なる。BDOレミットは最近ちょっと使ってみたが、けっこう安い(Western Unionに次ぐぐらい)。ただし毎回電話やメールで送金指示しないといけないので面倒。メトロバンクは未知。

コメント

タイトルとURLをコピーしました