フィリピンへの送金で、WorldRemit(ワールドレミット)とTransferWise(トランスファーワイズ)という2つの送金サービスを使ってみたメモ。これまでセブン銀行、SBIレミット、GCashRemitを使ってきたが、それらに比べてもさらに手数料が安い。
WorldRemit(ワールドレミット)
WorldRemit(ワールドレミット)はロンドンに本拠を置くオンラインの国際送金の会社だ。2017年から日本でもサービスを開始した( 参考 )。フィリピンにお金を送るのに利用することができる。
特徴、使ってみた感想をまとめるとこんな感じになる。
〇入金にデビッドカードが利用可
×入金が銀行振り込みの方法だと処理が遅い。
〇受け取りは、銀行口座、現金受け取り拠点、モバイルマネー
×日本語対応なし
×本人確認手続きがイマイチわかりにくい
◎手数料が安い
適応為替レートは、SBIレミットやGCashRemitと大差ないが、送金手数料が150円~となっており、フィリピンへの送金では最安の部類。特に少額の送金では安い。
〇入金にデビッドカードが利用可
送金するお金の入金は、銀行振り込みかデビッドカードが利用可能だ。
デビッドカードだと、即時に処理が行われるようで、とても早い。試しにフィリピンの自分のGCash宛に送金してみたが、WorldRemitのWebサイトで送金指示完了後、5分もかからずにSMSで完了通知が来て、スマフォのGCashアプリ上で残高が増えたのが確認できた。
×銀行振り込みだと処理が遅い
デビッドカードを使わず、銀行振り込みで入金した場合は、リファレンスナンバーを自分の名前につけて、指定された銀行口座に送金することになる。銀行振り込みの方法も試してみたが、(日本のWorldRemitの指定口座の)着金確認がかなり遅かった。お昼に送金したのが夜になってようやく着金になった。
〇受け取りは、銀行口座の他、現金受け取り拠点やモバイルマネーも対応
フィリピンでの受け取りは、銀行振り込みの他に、Mlhuillier、Cebuana といった現金受け取り拠点で受け取りが可能。私は、現金受取での送金をまだ行っていないが、今度機会があったら試してみたい。(2019/6/15追記、自分宛に送金してCebuanaで受け取ってみたが簡単だった)
フィリピンへの送金→Cash pickup in the Philippines
その他にモバイルマネー(GCash)での受け取りが可能だ。GCashは試してみたが、5分もかからず着金確認できて、とても早い。次回からGCashへのCash-InはWorldRemitでやろうと思う。
(2020/1追記 現在モバイルマネー(GCash)宛の送金はできなくなっている模様)
×日本語対応なし
口座開設の手続きからWebサイトでの操作は全部英語となる。カスタマーサポートの日本語窓口もない。
お金のからむことだし、トラブったときに日本語が使えないのは、不安がある。私は以前セブン銀行からの送金で、相手の名前を一文字間違えてしまって相手が受け取れなかったことがある。この時は、カスタマーサポート(日本語対応)に電話して直してもらったが、もしこれが英語だったら、もっと手間取っていたと思う。
フィリピンへの送金で、前使ってたSBIレミットが使えなくなったのでセブン銀行の海外送金を使ってみた。失敗したのが、相手先の名前を一文字間違えていて、コールセンターに電話して直してもらった。テキトーな国だといっても、名前間違えてたらさすがに受け取れんですね。
— アヘアヘアソヘ (@tagayshin2) August 8, 2018
×本人確認手続きがイマイチわかりにくい
口座開設手続きがイマイチわかりにくかった。いや、わかりにくいこともないのだが、混乱した。本人確認書類のアップロード、郵便(簡易書留)で住所確認の2つが必要で、これが終わらないと送金できない。
送金できないのに送金指示は行うことができ、私の場合指定された銀行口座に振り込みまで行ってしまった。配達記録の住所確認が完了するまで3日ほどペンディング状態だった。
また、「本人確認の書類をアップロードしてくださいね」「本人確認作業をしてます」というemailが届くのだが、スパムフォルダに入っていてしばらく気付かなかった。
参考
TransferWise(トランスファーワイズ)
TransferWise(トランスファーワイズ)もロンドンに本拠を置く国際送金サービスの会社だ( 参考 )。
優良為替レートで手数料も安い。ただし、受け取りには銀行口座が必要なので、(銀行口座を持っていない)フィリピーナ宛の送金には使えない。
△受け取りは、銀行口座、モバイルマネー(現地受け取り拠点はなし)
〇日本語対応あり
〇初回送金も比較的スムーズ
◎為替レートがよい、コストが安く明確
トランスファーワイズの提供する為替レートは他社のように上乗せがなく、仲値で提供している。それにプラス手数料という分かりやすい手数料体系をとっている。手数料も抑えられており、トータルコストではSBIレミットやGCashRemitより安い。
トランスファーズワイズの手数料が具体的にいくらとはっきり書いたページが見つからなかったのだが、計算ツールで試したところJPY→PHPの手数料は、402円+0.75%程度と思われる。なお、2019年3月から手数料が変更になった模様 参考
2020/4追記 手数料安くなってた。最低手数料が引き下げられ、少額送金でもWorldRemitより安い。100円+0.75%程度。10000円で174円。参考 https://transferwise.com/gb/pricing/
入金にデビッドカードは利用可?
入金にデビッドカードも対応だが、現時点で不明。私はジャパンネットのデビッドカードを使っているが、”カード入金の認証に失敗しました”というエラーで入金できなかった。
△受け取りは銀行口座かモバイルマネー(現地受け取り拠点はなし)
受け取りにはフィリピンの銀行口座(かGCashやPaymayaなど)が必要。なので、銀行口座を持っていないフィリピーナに送金するのには使えない。私は先日BDOに口座を作ったので、自分のBDO口座宛に送金してみた。
トランスファーワイズのWebサイトで送金指示を行うと、振込先の銀行口座を指示されるので、振込人(自分の名前)に指定された番号をつけて振込を行う。
昼飯の前に送金指示と銀行振り込みをして、昼飯から帰ってみると、もうフィリピンの自分の銀行口座への送金が完了していた。BDOオンラインで確認すると、入出金履歴には即時に反映されていなかったが、残高が増えているのが確認できた。
2019/11 追記。モバイルマネー(Paymaya、GCash)への送金も可能になった。試しにPaymayaに送金してみたらちゃんと送金できたよ。
〇日本語対応あり
トランスファーワイズは日本語のWebサイト、日本語でのカスタマーサポートがある。
また利用者も着実に増えているようで、知名度もそこそこあって、日本語で解説したブログもたくさんある。
〇初回送金も比較的スムーズ
細かい手順は忘れてしまったが、本人確認書類をアップロードし、郵便で住所確認を行う(送られてきた簡易書留の手紙に書かれたアクティベーションコードをWebサイトで入力)。
トランスファーワイズは、1回目10万円以下の送金は、住所確認完了前でも行うことができる。
まとめ
以上、WorldRemitとTransferwiseという送金サービスを使ってみた感想を書いた。これまで使ってきた送金サービスより割安に送金できるのが実際確認できた。まだ数回しか送金してないので、使い勝手や他の問題点があるかもしれないが、その際には追記する。
次回、フィリピーナから送金依頼があった場合の少額送金(5000円とか1万円とか)はWorldRemitを使おうと思う。一方、もう少し大きなお金を自分のBDO銀行宛に送るのは、TransferWiseを使っていく予定。
2020/4追記 少額送金の手数料もトランスファーワイズが下げてきた(1万円で174円)。現時点でコストではトランスファーワイズの方が優秀。
参考 国際送金サービス (サイト内)
コメント
Would remit最悪ですよ。
警察に通報します、と言ってやっと今日返金しました!
東京本社はバーチャルオフィスで誰も対応日本語対応しません。ヘルプデスクは、一回だけ映画で話し、あとは電話もメールも一切返信が無いです。
不安不安で大変です